どうもこんにちは、うさぎまきです。
今回は、なぜわたしが転職をすすめるのか(転職肯定派)なのかを書いていこうと思います。
ポイントは以下の4つ
ポイント
- 年功序列の崩壊
- 会社、労働組合は従業員を最終的には守らない
- 会社でこういうことが始まるったら転職準備をしよう
- 転職は一歩踏み出すか、踏み出さないかだけ
年功序列が崩壊!もう元には戻れない
日本企業は、ずいぶん長い間年功序列の昇進・昇給体制を維持してきました。
しかし、20年程度前(私が半導体メーカーに入社した当たりから)、徐々に成果能力主義が取り入れられ始めました。
もちろん、すぐに欧米のような厳しいものにはならず、ベースアップは無くなりましたが、給与自体はなんとなく差が付きますよ程度だったのを覚えています。
ようは、ほとんど何も変わらなかったということですね。
しかしそこから10年も経つと本格的に会社の業績が悪くなり、早期退職の募集などが行われるようになりました。
早期退職の募集に応じる人も多かったですが、応じなかった人で管理職にいた人は平社員に降格、平社員で成績の悪かった人は、大幅な減給と社長名義の書類がとどき、「能力開発セミナー」なるものに出る様に促されるなど非常に殺伐とした雰囲気に社内がなったのを覚えています。
わたしより上の年代で入ってきた人は年功序列を求めて大きな企業に入ってきたはずです。そのため、上記のような待遇を受けた人でも会社にしがみつく人が多かったですね。
わたしは、何とか早期退職の勧告を受けずに済んだのですが、関西拠点にいる人間は全て関東の拠点に移される処遇に納得できず(もう持ち家でしたし子供もいたので)、それを機に関西で転職先を探して元の会社を辞めました。
その会社では、その後も何度も早期退職を募集しています。
また、月給は安くしてあまり能力による差をつけず、ボーナスで大きな差をつけるなど色々な施策を行っていると聞きます。
結局、この会社では年功序列がほぼなくなったと言えるでしょう。
ただ、これが社員のモチベーションを上げているとは到底思えません。
あまりに、急進的な改革、というよりとりあえず人が辞めてくれれば儲けもの、という会社の意図が丸見えでしたから。
でも、いったんこの給与体系になったからには、元に戻ることは無いと思います。
成績の悪い人は、次に何をされるかおびえながら仕事をするしかないでしょう…。

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会社と労働組合はプロレスをしているだけ!
会社の申し入れに対して、毅然とした態度でYES、NOを言える労働組合。
そんな組合だとかっこいいですね。
でも実際には、そんな組合はありません。
組合で一定期間働くと、会社の総務や人事に課長クラスかそれ以上で復帰するというのは周知の事実ですね。
そんな状態で、会社と組合が本気で喧々諤々話し合いをしているという方がおかしいです。
先の半導体メーカーでは、春闘などで
最初は気前のいいボーナスの額を要求しする⇒会社応じない⇒○○日△△時までに回答がない場合スト決行とする⇒スト前日「会社の状況を鑑み、賞与××ヶ月で妥結した(要求額より少ない)
本当にこんなのばかりでした。
たまーに、組合側が押し切ることがあったのですが、それがいっそうプロレスさを醸し出していました。
で、賞与も大切なのですが、「早期退職の募集」「拠点の移転」などは賞与どころ騒ぎではないほどの大きな問題については、全く機能しませんでした。
「会社に問い合わせている」、「会社に急なことで要求は飲めないと回答している」というなんとも頼りのない返事を繰り返した後、「今回は会社の要求をのむ。今後、経営責任を追及していく」と従業員を完全に置き去りにした答えをくれました。
このように、肝心なところで労働組合は機能しません。まあ、会社が無くなったら労働組合もなくなるので仕方がないと言えば仕方がないのかもしれませんが。
同様に、会社も人を財産とは見てくれなくなりました。
正確には、「能力のある人は」人財とみなしてくれますが、「能力の無い人」は人罪(余剰コスト)として切り捨てていく方針に完全に切り替わっています。

会社の危ない兆候
会社が早期退職などを募集しだす前に、いろいろな兆候が出て来ます。
それらを素早く察知して、転職する方は他の迷っている従業員より有利に転職活動を行えるようにしましょう。
注意ポイント
- 業績が悪く赤字決算が続いているが、具体的な対策案がないのに中長期計画ではV字回復している希望的観測資料が多くなる。バックアップ案も無し。
- 給与を手当てに付け替える
- やっている業務は同じなのに部署名がやたら変わる
それぞれ見ていきましょう。
1.は言うまでもなく危ないですね。赤字が続いているだけでも危ないのに、期初に行われる計画目標ではなぜかV字回復の資料。
その理由も新製品が○月から投入できるため。など非常に根拠が薄いと要注意です。(しかも○月に投入できなかった時のリスクヘッジがない)
これはもう、事業自体の存続が危ういのですが、何とか上から決済をもらうために作った資料と言っても過言ではありません。
このような資料が出てきた場合は、できれば質問して真意を問うのが一番良いです。できない場合は、危ない兆候が出てきたと注意しておきましょう。
2.は、主に緊急時会社の支払額を減らせるように事前準備が行われていることを意味します。
例えば、給与のうち2万円分をカフェテリアプランのポイントで支払うなどですね。
その他、給与は増えないけれども家族手当、住宅手当などが加算されるのもその兆候です。
これは、給与を下げることはものすごく面倒なのですが、手当を削るのは簡単だからです。
特に家族手当などは、人それぞれ貰える額が違うため不満が出やすく、廃止されることに賛成する従業員も多いんですね。
ですので、もらえるお金自体は変わらないけれども、なぜか手当に置き換えようとしているときも要注意です。
近い未来、手当の減額・廃止が行われる可能性があります。
3.やってる業務は同じなのに、組織の名前がやたら変わる。
これは、組織再編をしているよ、という総務 or 幹部級のアピールの可能性が高いです。
とくに人員は増えもせず、減りもしていないのに半期ごとに部署名が変わる、というような現象が発生すると、組織再編を促されているのだろうと見当がつきます。
ですので、部署名変更でごまかしがきかなくなった時、本当の再編(早期退職etc)が行われるというわけですね。

会社に飼殺されるより 転職で羽ばたこう!
一昔前に比べて、転職はより身近なものになりました。
しかし、まだまだ「定年まで働くことが美徳」という考えを持つ人も多いです。
でもその考え方は、会社が年功序列を維持してくれているから成り立つ考えです。
会社はもう、コストのかかる年功序列からは完全に手を引いた形になって言います。
ですので、「定年まで働く」→「定年まで会社から有能であると認められる」という意識改革が必要です。
そうでなければ、転職や、脱サラを行うことを検討するか、給与を安くされた上で定年まで会社に飼殺されるかのどちらかを選択しなければなりません。
以上のことから、長く働けば会社でに置いてもらえる時代は終わったと考えます。
そのため、会社から戦力外通告を出された場合に、やりたいことをやれるように転職の準備をおすすめしているのです。
転職は、確かに書類選考で落とされたり、面接がめんどくさかったりという面はあります。
ただ、成功すると今までなかった自信が出てきますし、あたらしい環境であたらしいスキルを身に着けることができますよ。
おわりに!
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました!
転職についての考え方は人それぞれで、もちろんわたしが上で書いたような意見は参考程度にしてもらえればよいと思っています。
ただ、したいことをしているわけではなく、給与も安くされる、それが定年まで続く、というのはものすごくフラストレーションがたまると思います。
(とくにローン返済が滞ってしまうなどがあると特に。)
身体を壊さないうちに何らかのアクションを起こせるようにしておきましょう!
ではでは~