




こんにちは。うさぎまきです。
今回は、職務経歴書の書き方についてちょっとしたコツをご紹介します。
ポイントは以下の5つになります。
ポイント
- 仕事内容は具体的に書く。使用していたツール名まで落とし込むこと。
- ほんの少ししか関わっていない仕事でも漏れなく書くこと。
- 嘘は書かない。でも盛れるところは盛る。
- 魔法の言葉「従事」「習得」を使いこなそう。
- 書類選考の合否は、職務経歴書がにぎっている。後悔の無いように。
それでは、個別に見ていくことにしましょう。
仕事内容は具体的に!
基本中の基本ですが、一番難しい部分でもあります。
自分がやってきた仕事を会ったことのない人に伝える、常にこれを意識しましょう。
例えば、
- 電子回路設計を5年間行った。
と書いてあるよりも
- 〇〇製品搭載の、△△制御用回路基板の論理設計、検証に5年間従事。論理設計用ツールは××を使用。検証ツールは●●を使用。
と、書いてある方が深く回路設計を行ったように見えますね。また、基本的に仕事の説明では使用ツールまで落とし込んで書いておきましょう。こうすることで、その仕事を本当に行ったのだな、という相手側の裏付けにもなり得ます。
また、書いてある量がおおくなると視覚的にも空白が少なくなり見た目も良くなります。
これは、わたし個人の印象ですが、職務経歴書についてはなるべく空白を無くし、文字を多くする方がよいと思います。ただ、だらだらと文章を書いてはいけません。上記の様に、箇条書きで各トピック自体は短いセンテンスにすることを心がけてください。
また、Excel や word も立派な使用ツールです。
データまとめや計画作成、管理をExcelで行った。仕様書作成をwordでおこなった。などと記載しておきましょう。
少ししか関わっていない仕事でも記載しよう!
たとえばメインの仕事があり、上司から「ちょっとこの仕事も見てやってくれ」といわれ半年程度ちょこっとお手伝いをした、という経験がある人も多いと思います。
こんなとき、そのお手伝いでやった仕事も記載すべきです。
この場合、メインの仕事と大きくかけ離れていない場合は、メインの仕事部分にこっそり入れるのが良いと思います。
メインの仕事とかけ離れたことをやった場合は、別項を作成してメインの仕事と並行してやったことを強調するのが良いかと思います。(マルチタスクができるアピール。)
職務経歴書は、書類選考通過の可否を大きく左右するわけですが、経験が多いことはプラスにこそなれ、マイナスには絶対なりません。もしかすると、企業側の欲している人材は、「少ししか関わっていない仕事をやったことがある人」の可能性もあるのですから。
嘘は書かない。でも盛れるところは盛ろう!
わたしは10年ほど前に当時所属していた会社の社内TOEICで810という高得点を取りました。
社内TOEICは、公式TOEICと同等の難しさはありますが、本来、社外には何の効果もありません。
(公式TOEICは公式認定証があり、企業に提出することで採用のアドバンテージになり得ます。)
また、TOEICのスコア効力は2年であるため、10年前の結果など意味がありません。
ですが、わたしは職務経歴書に
「TOEIC 810 (○○年××社内TOEIC)獲得」
と、かならず書いています。そして、ほぼ毎回一次面接で「英語がお得意なのですね」と聞かれます。
すなわち、社内TOEICかつ効力が切れている英語の成績が面接官の目にとまっていることがわかります。
このように、本来有効でない経歴であっても、それが有利に働く可能性がある場合は経歴書に書いておくことをお勧めします。
また、上の項でも書きましたが、ほんの少しでも関わった仕事がある場合は必ず記載するようにしましょう。
ただし、嘘は絶対に書かないようにしましょう。書面の上でばれることは無いにしても面接時にその部分を突っ込まれると相手には必ずばれます。面接は人事の方だけでなく、必ず専門の方も同席するからです。
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「従事」「習得」であいまいな部分のポイントアップ!
わたしが職務経歴書で頻繁に使用している言葉が「従事」と「習得」です。
どちらもオールマイティな言葉で、個人的に書類選考のポイントアップにつながっていると思います。
たとえば、先ほどから何度か書いている少しだけ関わった仕事について、
- ○○制御の基板開発に参加。
や
- ○○制御の基板開発に関わった。
と書いてしまうと、いかにもこの仕事にはあまり積極的に関与していないな、という印象が出てしまいます。
そこで、「従事」を用いてみましょう。
- ○○制御の基板開発に従事。
そこそここの仕事もやったんだな感が出ていないでしょうか?
わたしの職務経歴書はほとんど「従事」で統一してあります。
これにより、記入しているすべての職歴に平等に力を入れて取り組んでいた、という印象を与えるためです。
次に、「習得」についてですが、ちょっと使い方を教わった程度のツールでも
- △△ツールの使い方を習得した。
というように用いています。「習得」という言葉についての感じ方は人それぞれですので、経歴書は『盛れるところは盛る』の法則からほんの少ししか知らないツールなども「習得」で記載しておきましょう。
書類選考の合否は、職務経歴書がにぎっている!
転職において、書類選考の合格率は約30%と言われています。
上記の4つの項目は、この一番書類選考の合格を目指した職務経歴書の書き方になります。
「盛れるところは盛れ」とかちょっとなぁ、と思う方もいると思いますが、書類選考で落ちてしまえば、あなたがどれだけ優秀な人材でも志望している企業にアピールすることはできません。
もし、「盛った」ところを面接時に突っ込まれた場合は正直に自分の能力を伝えればよいのです。
先にも書きましたが、わたしは面接でほぼ毎回「英語がおとくいなんですね?」と聞かれます。このとき、先手をうって
「10年前の結果で、今では同等の点数を採れるかはわかりません。必要であれば勉強しなおします。」
と答えるようにしています。今の自分の能力の無さを認めながら、向上心はありますよ、というアピールになりますね。
このように、面接までこぎつければまた別のアプローチの仕方があるわけです。
ですので、転職を考えている皆様はとりあえず第一関門の書類選考を合格するため、今一度職務経歴書を見直してみてください。
そして、いままであいまいだったところを上記4つの項目に従って書き直してみて下さい。
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おわりに!
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました!
職務経歴書の書き方のコツはいかがだったでしょうか?
転職はとりあえず書類選考に受からなければ話が進みません。
今回の記事が、皆様の書類選考合格の一助になればと思います。
ではでは~。